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散骨業者取材記海洋散骨の万寿

東京・江戸川区にから出航の散骨を施行している「海洋散骨の万寿」を訪ねました。今回、船を見せてもらう予定で新左近川マリーナ(東京メトロ東西線西葛西駅からバスで10分程度、散骨実施の場合は駅からのタクシー利用料金を万寿が負担してくれます。)にやってきたのですが、予定を変更して散骨を実施するご家族と一緒に乗船するという貴重な経験をさせていただきました。散骨式終了後、株式会社万寿代表で船長の伊藤社長とコーディネーターを務める奥様にお話を伺いました。

Q:散骨・海洋葬を始めたきっかけは?

会社勤めをしていた頃から海が好きだったこともあり、自分で船を購入しておもに東京湾内を釣りやパーティなどのレジャーで航行していました。4年前に勤めていた会社を退職したとき、約20年に渡り東京湾を航行してきた自分にとって船に関わる仕事をすることが望みでもあったので、これを機会に散骨・海洋葬の仕事を始めました。現在の船は3隻目になりますが、この仕事を始めてからはレジャーで利用することもなくなり、散骨・海洋葬の利用が中心となっています。

Q:散骨・海洋葬で心がけていることは?

船酔いをさせないこと。せっかくの散骨式で船酔いをしてしまってはよい思い出にはなりません。出航前に体調の確認をして、航行中は室内ではなくデッキで風に当たり、手元足元を見ずに遠くを見るようお願いしています。船は止まっている時に揺れが強くなるので、散骨ポイントで船を止める時間が長くなりすぎないように心がけています。おかげさまで創業以来、船に酔った方は一人もいません。また航行中、ご遺族とコミュニケーションを十分にとって、心の中にある思いを話していただくことも心がけています。

Q:今まで実施した散骨・海洋葬のなかで印象に残っていることは?

散骨実施後に船を旋回して汽笛を鳴らすときに、ご遺族が手を振ってお別れをする姿は、何度経験しても心に強く残ります。また以前、奥様を病気で失ったご主人から一人で散骨・海洋葬を実施したいという問い合わせを頂いた時のことですが、ご主人は亡くなられた奥様の葬儀をたった一人でおこなって、散骨も自分一人でされるつもりでした。理由を伺うとそこには深い事情があったのですが、私たちが亡くなった奥様のためにも散骨式はぜひご遺族、親しかった友人と一緒にして欲しいと強くお願いして、最終的には8人で散骨をおこないました。ご主人は散骨を一人でやっていたらきっと後悔していたと、私たちに打ち明けて感謝してくれたことは忘れられません。

Q:海祈散骨の散骨・海洋葬の特長を教えてください。

故人の遺影をお持ちいただくようお願いして、最後にご遺族が全員揃った写真を撮影していることでしょうか。それともうひとつ、散骨式終了後マリーナに戻るまでの間、同じ航路ではなく東京ディズニーシーの近くを通るなど東京湾の観光をしていただくようにしていることです。帰りは観光をしながらゆっくりと帰ります。観光といってはいますが、これはご遺族がもう一度故人のことを思い起こす大事な時間だと思っています。帰りのこの時間にまた涙ぐむ方もいらっしゃいます。そして最後は晴れやかな気持ちでマリーナに帰ってきます。

Q:最後に散骨・海洋葬を検討されている方へメッセージをお願いします。

海に散骨してしまうと祈りの対象が無くなるといわれていますが、私はそうは思いません。私たちは散骨ポイントの目印に葛西臨海公園の観覧車をご案内しています。観覧車で一番高いところから東京湾を望む先が、故人が最初に海に還っていった場所であり、墓標です。いつでも会いに来ることができるので、ぜひ一度当社にご相談下さい。

インタビュー後記

今回はお話しだけではなく、実際に散骨・海洋葬に参加させていただいたこともあり、伊藤船長のご遺族に対する温かい接し方やコーディネータでもある奥様の細やかな心配りにとても感心しました。人情味溢れる散骨施行会社、万寿のようなスタイルも散骨需要が増えていくなかで、多くの方に支持されるようになると思います。

プロフィール

海洋散骨の万寿
伊藤 光雄(いとう みつお)
1952年 東京都生まれ
大学卒業後、一般企業に就職。会社員時代に船舶を購入、東京湾を中心に数多くの航行を経験する。2009年、長年勤めた会社を退職して株式会社万寿を設立。交通アクセスのよいマリーナから出航できるという利点を活かして、これまで東京湾で多くの散骨を施行している。趣味は釣り。

【基本情報】
住所:〒162-0053 東京都新宿区原町2-50

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