外洋航路での散骨・海洋葬

一般的に行われている散骨・海洋葬は陸地から近い沿岸部で実施されていますが、外洋に出る船の船上で実施する場合もあります。
これは外洋に定期航路を持つ船会社などが行っている場合があり、生前から船の関係の仕事をしていた人たちや、本当の大海原に散骨して欲しいと望む人たちから要望があるようです。

野山への散骨・森林葬

現在のところ野山への散骨自体は法的な規制をうけていませんが、散骨を行う場合はマナーに従い、近隣の迷惑にならないことが大前提になります。 散骨のマナーとしては、遺骨を粉末状に砕き原型をとどめないようにし、散骨場所として他人に迷惑のかからないところを選び、農業や林業などで風評的被害が起こらないようにする配慮が必要です。 お寺が所有している山林や、まれに個人が所有する山林でも散骨を認めている場合もあるので、散骨を行う場合は所有者がはっきりしており許可が取れるところで散骨することが望ましいといえます。 最近注目されている「樹木葬」は、特定の場所に埋めるため「墓地、埋葬等に関する法律」の管理下におかれ、遺骨を撒く散骨とは異なってきます。

※ 自治体によっては散骨を規制する条例を作るところもあるので各自治体に確認が必要です。
※ 遺骨を埋めてしまうと埋葬にあたってしまい、「墓地・埋葬等に関する法律」の規制対象になります。

＜樹木葬ネット＞　樹木葬を詳しく知りたい方はこちらをご参考下さい。

宇宙葬

「ロケット宇宙葬」
ロケットでカプセルに入れた遺骨を打ち上げます。遺骨は成層圏にただようかたちになります。アメリカの商業用ロケットを利用し、複数の遺骨と一緒に打ち上げられます。

「バルーン宇宙葬」
大きなバルーンに遺骨を取り付けて、大空に向けてバルーンを離します。バルーンは地上30km位上がったところで内部の圧力が高まって破裂します。遺骨はそのまま成層圏で散骨された状態となります。 バルーン宇宙葬はバルーンを上げる場所について、一定の条件を満たせば自由に選べるというメリットがあります。

＜バルーン宇宙葬の会＞　バルーン宇宙葬を詳しく知りたい方はこちらをご参考下さい。

航空機による空中散骨

セスナなど小型航空機やヘリコプターをチャーターし、海の上空で散骨を行います。船舶で行う散骨・海洋葬と違って、海域や海況に左右されずに眼下に広がる大海原に散骨を行なうことができます。 ヘリコプターで行う散骨では、散骨地点で一定時間ホバリング（停留）して祈りを捧げることができます。