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散骨業者取材記レイセキ

大阪府堺市にあるレイセキに訪問、栁田社長にお話をうかがいました。社名のレイセキは遺骨でつくる人工宝石「麗石(れいせき)」から付けたそうです。事務所とショールーム、工房が一つの建物にあって、散骨・海洋葬のお話以外に麗石の製作過程などを教えていただきながら手元供養品メーカーがおこなう海洋散骨について、詳しくお話を聞かせていただきました。

Q:散骨・海洋葬を始めたきっかけは?

大切な故人の遺骨を日常生活に違和感なく、いつも身近な場所においておきたい、身に着けていたいという遺族の希望から生まれた遺骨の加工で作成する手元供養品「麗石(人工宝石)」と「クリスタルアッシュ(ガラス砂)」の販売が当社の主な業務内容ですが、作成するアクセサリーの形や大きさにもよりますが麗石で10~20グラム程度を使用するだけで、すべての遺骨を使用するわけではありません。他はそのまま残ります。その残った遺骨を供養する方法のひとつとして、散骨・海洋葬を取り扱うようになりました。はじめはお寺の紹介やいろいろな事情でお墓を持てない方からの依頼を、他の散骨業者に委託する方法を取っていたのですが、ご遺族よりぜひ当社に施行まで担当して欲しいという話があり、2009年頃から自社で施行をするようになりました。

Q:散骨で心がけていることは?

私たちが直接散骨・海洋葬の施行を始めるときに、船について最低限の知識が必要だと思い、2級船舶免許を取得しました。といっても私が操船するのではなく、ご遺族を乗船させての個別散骨や合同散骨をおこなう際は必ず専門の船会社に依頼をして最適な船と経験豊富な船長を手配します。悪天候による出港判断などはすべて船長に任せています。これがお客様の安全を担保するために必要なことだと思い、つねに心がけています。
もう一つ心がけていることは「宗教性をもたせない。」ということです。当社に散骨をご依頼いただくご家族には、セレモニーは不要という方が多いため、あえて宗教的なものをおこなわないように心がけています。もちろんご遺族がセレモニーを希望される場合や追加のリクエストがあればできる限り対応をしています。

Q:今まで実施した散骨のなかで印象に残っていることは?

関西地方にお住まいだったインドの方の散骨です。散骨当日はインドから来た方も含めて総勢16名のご家族がいらっしゃって片道約2時間をかけて明石海峡の先まで船を走らせました。散骨ポイントではヒンズー教の慣例に従って1時間ほどのお祈りがありました。長い祈りと儀式で、散骨海域をインドの聖なる川、ガンジス川に見立てて散骨をおこないました。信仰深いインドのご家族の姿が印象深く残っています。

Q:レイセキの特長を教えてください。

手元供養品のご提案、製作と散骨・海洋葬を同時にお申込みできることが大きな特長です。当社では「麗石」「クリスタルアッシュ」を中心にミニ骨壺なども自社工房でひとつひとつ丁寧に製作しています。卸売業者ではなく、製造業者なので安心して故人のご遺骨を預けていただくことができます。それと同時に海洋散骨の手配もおこなえますので、費用的にも抑えることができます。(「麗石」「クリスタルアッシュ」と委託散骨とのセットで費用がお安くなるプランがあります。)もう一つの特長としては、船とクルーが確保できれば全国どこでも対応できて、大阪湾内であれば出港場所も選んでいただけるところです。また委託散骨でも個別コースを選んでいただければ、ご希望の散骨日が指定できます。

Q:最後に散骨・海洋葬を検討されている方へメッセージをお願いします。

人は人生をまっとうした後、魂は天に昇り、身体はいろいろなかたちで自然に還ります。故人の思いや尊厳を守り敬意を表する。その気持ちを手元供養というかたちで身近な場所に残し、故人を思い起こすきかっけにして欲しいです。そうして残った身体(遺骨)は自然に還るよう散骨をしていただきたい。私たちは遺骨を加工した手元供養の研究、ご提案という視点から、故人の供養を最後までお手伝いさせていただきますので、ご相談ください。

インタビュー後記

レイセキは一般社団法人日本海洋散骨協会に加盟している散骨会社で、セミナーや海洋散骨体験クルーズなどのイベントを企画して散骨・海洋葬の素晴らしさを消費者に伝える活動をおこなっています。今回インタビューさせていただいて、以前栁田社長がセミナーで話されていた「手を尽くして(手元供養)、手を離す(散骨)」という言葉をあらためて思い出しました。手元供養を中心に散骨・海洋葬を検討されているご遺族にとっては心強い散骨会社ではないかと思います。

プロフィール

株式会社レイセキ
栁田 剛(やなぎだ たけし)
1951年愛知県生まれ
京都大学大学院を卒業後、技術者として建設会社、企画販売担当で不動産会社に勤務。2002年に株式会社レイセキを設立、遺骨を加工して作る手元供養品「麗石」「クリスタルアッシュ」の販売を開始。その後、海洋散骨事業をスタートさせる。一般社団法人日本海洋散骨協会理事。趣味は海釣り、クルージング。

【基本情報】
住所:〒590-0072 大阪府堺市堺区中向陽町1-6-1

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