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散骨業者取材記メモリアルスタイル

2014年最初の取材は東京都中央区に本社がある「株式会社メモリアルスタイル」の東京事業所(江東区清澄)を訪問しました。肘井社長へのインタビューでは、散骨を含めた「供養」に対する真摯な姿勢に驚き、感心しました。

Q:散骨・海洋葬を始めたきっかけは?

まず私たちは「海洋葬」という言葉を使っていません。海洋散骨はあくまでも「散骨」であって「葬儀」ではないと思っています。(※以降記事中でも「海洋葬」という記載を控えます。)

トーコーグループの一つ「株式会社東香」はもともとお茶問屋で、35年ほど前から葬儀の返礼品としてお茶の提供を始めました。その後、トーコー商事株式会社を立ち上げ、49日のお香典返し商品も扱うようになりました。

葬儀社様・ご遺族様のお手伝いをさせて頂く中で、葬儀社様が深くかかわることができない、葬儀後の様々な心配事。例えば、ご遺品の整理、仏壇の手配、手元供養品、散骨等々。ご遺族様は様々な心配事や問題を抱えていることを感じ、少しでもそのお手伝いをさせて頂ければという思いから、供養を専門的に扱う株式会社メモリアルスタイルを立ち上げました。海洋散骨はその一つで、供養の方法が多様化しているなかで散骨の需要を実感し、ご遺族様や故人様の想いを叶えるお手伝いをするために実施するようになりました。

Q:散骨で心がけていることは?

ご遺族様の「想い」を伺い、その「想い」を共有するということです。大切な方の、思い出がいっぱい詰まっているご遺骨を手元から離される、それはきっとお辛いことと思います。 色々な想いがこみ上げてくることでしょう。
そのご遺族様の「想い」を共有し、その思いに添って散骨をさせて頂きたいと思っております。

Q:今まで実施した散骨のなかで印象に残っていることは?

あるご夫婦の話です。10年ほど前に奥様に先立たれたご主人が亡くなりました。お二人には子どもがなく、奥様は生前、自分の遺骨はご主人が亡くなった時にご主人の遺骨と混ぜて一緒に散骨して欲しいとお話しされていたそうです。その想いを叶えるために、ご主人の弟様は、故人様が生前お付き合いのあった方々に招待状を送り、船上にお二人の遺影を並べ、多くの方に見守られる中で、お二人のご遺骨を海にお還ししました。兄夫婦の最期の願いを何とか叶えたいという弟様の想いが、私たちの心に印象深く残っています。私たちも最高の式にという想いでお手伝いをさせていただきました。

Q:メモリアルスタイルの散骨の特長を教えてください。

まず、粉骨の為にご遺骨をお預かりしましたら、粉骨の前に納骨壇に納めてお花を手向け、僧籍を持つスタッフが読経(般若心経)をあげます。 散骨は形の残らない供養なので、手元供養品のご案内も心がけています。

メモリアルスタイルでは手元供養品、仏壇などの葬儀関連品を展示販売するショップ&ギャラリー「想いの時」を展開しています。都内最大級の品揃えで散骨をされる方の半数以上の方に手元供養品をご用命いただいております。
>> 想いの時ホームページ

また、委託散骨で当日乗船できない方には、ご希望があれば、ショップ&ギャラリー「想いの時」でのお別れ会や、散骨当日桟橋でのお別れも行っております。「想いの時」のお別れ会では、粉骨後のご遺骨を飾り、お線香や音楽で故人様を供養し、海に還る水溶性用紙にお手紙を書いていただいたり、折り紙を折っていただいたりしています。お手紙や折り紙は散骨当日、ご遺骨と共に海にお還しします。

そして、合同散骨では1組1テーブルをご用意して各ご遺族様に気を配りながら、「同舟のご縁」という言葉を用いて、各ご遺族様について紹介させて頂いております。これはご遺骨のお迎えからご遺族様と多くの会話をしている当社だからこそできることなのです。またプロのカメラマンを同乗させて、かたちに残るオリジナルの「フォトアルバム」を作成するメニューもご用意しています。これも他社がおこなっていないサービスだと思います。

散骨の特長ではありませんが、株式会社メモリアルスタイルは、東京都葬祭業組合に加盟し、グループ全体で年商30億。散骨に関わるスタッフは約20名と、散骨施行会社としては他にない、安心できる規模と体制で運営していると自負しています。また、供養の専門会社として、散骨だけでなく、ご遺品の整理や納骨堂・樹木葬のご案内、手元供養品の販売、葬儀後の手続きや相続について、ファイナンシャルプランナーによる無料相談も実施し、総合的にご遺族様のお手伝いをさせて頂いております。

Q:最後に散骨を検討されている方へメッセージをお願いします。

散骨は、供養を身近に感じさせてくれるとてもポジティブなものです。散骨をするということはご遺骨を手放すことになりますが、そのかわりに、よりしっかりと故人様のことが心の奥に刻まれ、別のかたちで残るものです。そして、故人様の「想い」を叶えることができたという達成感による清々しい気持ちは、実際に散骨を経験してみないと感じることはできないでしょう。海に向かって手を合わせ、心の中で故人様と対話をする。そこから新しい供養のかたちがはじまると思います。

インタビュー後記

船舶会社でも葬儀社でもない、船を手配するコーディネーターとも異なるメモリアルスタイル肘井社長のお話しは、今までとは視点が違い故人の供養にフォーカスしたものでした。 「どの散骨施行会社も散骨するという行為自体は大きな違いはない。だからこそ長い時間をかける供養に想いを込めるお手伝いがしたい。」という言葉がとても印象に残りました。

プロフィール

株式会社メモリアルスタイル
肘井 哲也(ひじい てつや)
鹿児島県生まれ

【基本情報】
住所:
〒103-0027 東京都中央区日本橋3-2-14 (本社)
〒135-0024 東京都江東区清澄2-8-5 (東京事業部)

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