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散骨業者取材記ブルーオーシャンセレモニー

2015年2月に都内初の終活コミュニティーカフェ「BLUE OCEAN CAFE」(ブルーオーシャンカフェ)をオープンしたブルーオーシャンセレモニーに訪問しました。事務所はカフェの奥になります。当日は午前中に合同、代行委託散骨の取材もさせていただき(取材の様子はこちら「クローズアップvol.18 散骨・海洋葬同乗体験レポートⅦ」)1日密着取材になってしまいましたが、村田ますみ社長にいろいろとお話を伺うことができました。

【追記】
BLUE OCEAN CAFE(ブルーオーシャンカフェ)は2022年6月末をもって閉店しています。記事は取材当時のものになります。

Q:散骨・海洋葬を始めたきっかけは?

亡くなった母の散骨体験と、村田船長との出会いです。母は生前「お墓に入りたくない、沖縄の海に散骨してほしい。」と私に話していました。私は母の想いを叶えるために当時は現在のようにあまり知られていなかった海洋散骨について、インターネットの情報を頼りに自分で業者を探してやっと実現することができました。その後、当時別の船会社で海洋散骨部門を担当していた村田船長に出会い、自分たちで船を購入して海洋散骨事業を始めることを決めました。

Q:散骨で心がけていることは?

受付から遺骨の引取り、乗船、散骨証明書類発行までの一連の業務を、できる限り一人の担当がひとつひとつの対応に心を込めておこなえるよう「一担当制」を心がけています。担当者がどうしても対応できない場合は、事前にスタッフ全員でご遺族の情報を共有して担当者と同じ対応ができるように注意しています。そして乗船されたご遺族に「自分の手で故人を見送った」という実感を持ってもらえるような対応を心がけています。またホテルのようなサービスと飛行機のような安全管理を心がけています。ご遺族と接するスタッフはスーツを着用し、出発前は船長から航路及び風、波の状況、到着時間の説明をおこない、私からは船内の説明等をおこなっています。

Q:今まで実施した散骨のなかで印象に残っていることは?

メモリアルクルーズやブルーオーシャンカフェのセミナーなどにも参加いただいて、今でも深いお付き合いをさせていただいている方の息子さんの散骨が印象に残っています。詳しくお話しすると故人様、ご遺族のプライベートに関することになるのでお話しできませんが、私たちにとって大切なものとゆかりのあるエピソードがあった故人の散骨で、単なる偶然とは思えない運命的な出会いでした。

Q:ブルーオーシャンセレモニーの散骨・海洋葬の特長を教えてください。

大きな特長としては「合同メモリアルクルーズ」があります。散骨をされた方には散骨証明書類と一緒に合同メモリアルクルーズの招待券を担当スタッフ直筆のお手紙を添えてお送りしています。おかげさまで毎年乗船される方もいるほど人気があり、実施回数を増やすことも検討しています。またパーティークルーズ事業もおこなっている当社にとって、船内での会食付散骨プランも大きな特長です。パーティークルーズでの接客、サービスのノウハウがご遺族に対する接客に活かされています。その他の特長としては下記の内容があります。

ご遺骨の引取り訪問と手元供養品のご案内
ご希望があれば遠方であってもお伺いします。(別途交通費等実費をお申し受けます。)ご遺族からは「できれば引取りに来て欲しい」という要望が多いので、よろこんでいただいています。また実物をご覧いただく機会がない手元供養品を自作のケースに入れて訪問時にご案内しています。こちらも手元供養をご検討いただいている方に大変好評です。

ブルーオーシャン倶楽部
海洋散骨の生前予約会員としてスタートしましたが、現在はイベントやセミナーの告知、会報誌の発行、ブルーオーシャンカフェでのカフェメニュー50円引きなどの特典がある 終活サポートサービスになっています。

制服の着用
ご遺族には周囲の環境を配慮して喪服、礼服の着用はご遠慮いただいていますが、「平服」といってもラフな服装で来られる方は少ないので、乗船するスタッフもスーツを着用して接客をおこなっています。近日オリジナルデザインの制服を着用開始する予定なので、ご期待ください。

Q:最後に散骨を検討されている方へメッセージをお願いします。

まずはご遺族全員が納得できるまで時間をかけてじっくりとご相談ください。長期間にわたるご相談でも無料で受け付けています。実際に2年以上ご検討いただいたお客様もいらっしゃいますので、安心してお声がけください。またどのようなことでも構いません、私たちに沢山のリクエストをください。これまでも私たちが気付かなかったことをお客様から教わって、当社のサービスに取り入れてきました。とにかく初めてお会いするご遺族からいろいろなお話しを伺って、末永くお付き合いをしていきたいと願っておりますので、ぜひ一度ご連絡ください。お近くの方はBLUE OCEAN CAFEでもお待ちしております。

インタビュー後記

今回はBLUE OCEAN CAFEで昼食をとりながらのインタビューでしたが、店頭のセミナー告知のチラシを持ち帰る方も多く、地域のみなさんの興味の高さがうかがえます。とにかく精力的に動き続けている村田社長。インタビュー中に「私たちは事業を続けなければならない社会的責任がある。」と、人の供養に携わる責任の重さを話す姿がご自身の決意にも見え、遺族との信頼関係を築く礎になっているのだと感じました。

プロフィール

ブルーオーシャンセレモニー
村田 ますみ(むらた ますみ)
1973年東京生まれ
同志社大学卒業後、IT業界、生花流通業を経て2007年に株式会社ハウスボートクラブを設立。東京湾を中心にパーティークルーズと海洋散骨事業を展開。2014年、全国の散骨業者で組織する一般社団法人日本海洋散骨協会代表理事に就任、2015年には都内初の終活コミュニティーカフェ「BLUE OCEAN CAFE」をオープンし、終活のトータルサポートを本格的に開始した。
趣味はダイビング、読書。

【取得資格】
一般社団法人終活カウンセラー協会認定上級終活カウンセラー
一般社団法人シニアライフマネジメント協会認定シニアライフマネージャー
株式会社ジーエスアイ認定グリーフサポートバディ

【基本情報】
住所:〒135-0002 東京都江東区住吉2-2-4

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